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2009.01.10~寝台特急の旅 2

さて、ここ下関では機関車の交換がある。
本州と九州を隔てる関門海峡は関門トンネルで結ばれているが、言うまでも無く海底トンネルである。
塩分の影響を少なからず受けるので、昔はステンレスの機関車が活躍していた。
今回下関で交代した機関車は赤色のEF81であった。

下関・EF81
下関EF8120090111

東海道・山陽本線は直流電化であり、関門トンネルも直流1500Vで電化されている。
これに対して九州内の鉄道は交流20000V(60Hz)で電化されている。
ここまで牽引してくれたEF66は直流電機であるのに対してEF81は交直両用機である。
関門トンネルを通過するだけのお役目であるからヘッドマークは付いていない。

関門トンネルをくぐると門司に到着する。

門司
門司20090111

先頭の機関車はやはりホームから先に飛び出ていた。
程なく、お役目を終えたEF81がはやぶさの先頭車両から切り離され発車する。

門司・EF81切り離し
門司EF8120090111

ホームの先端ぎりぎりに止まったはやぶさにたくさんの人が群がって写真を撮っている。

門司・はやぶさ 先頭
門司はやぶさ20090111

すぐにはやぶさを牽引する機関車がやってくるはずであるが、撮影には向かないと判断し後方の富士のほうへ戻る事にする。

門司・はやぶさ SOLO
門司はやぶさ220090111

ここ門司で、熊本行きのはやぶさと大分行きの富士とに分割される。
富士を牽引する機関車がやってくるのは、前方のはやぶさが発車した後となるのである。

門司・発車案内
門司案内20090111

やがて、はやぶさの発車時刻となる。
ガシャン・・・自ら動力を持たない客車列車特有の振動の後、寝台特急はやぶさは門司を出発する。
ホームには後方6両編成の寝台特急富士のみが停車している。

門司・富士
門司富士20090111

やがて、はやぶさが停車していた線路を、向こうから機関車がやってくる。

門司・EF81連結
門司連結20090111

あれっ!EF81がやってきた。
僕の記憶では、門司から大分までは交流電機ED76が牽引だったはずであるが、どうしてだろう?
何はともあれ連結作業は終了する。
機関車前方には富士のヘッドマークが付いている。

門司・富士 先頭
門司富士ヘッド20090111

東京から門司までは富士/はやぶさのヘッドマークなので、富士単独のヘッドマークは九州まで行かないと見ることができない。

はやぶさに遅れること11分、EF81が牽引する寝台特急富士は門司を発車する。

富士・7号車デッキ
富士電機20090111

座席に戻り、隣りのひとり旅くんに話し掛けてみる。
電機は76じゃなかったよね?
正確な理由は解らない、ED76はどうなっているのだろうか?

富士は日豊本線に入る。
僕は福岡県出身であり、小学校5年生まで北九州に住んでいた。
そのため、この日豊本線沿線の景色には思い出がある。
僕が子供の頃には電機が牽引する古い客車の普通列車が走っていた。
大分の祖父母のところへ帰省した際に、何かの機会にひとりで列車に乗ったことがある。
客室とドアで隔てられたデッキでは、乗車口のドアが開けたままで運転されていた。
席には座らず、デッキにたたずんでいたことを思い出す。
当時の普通列車は実にのんびりと日豊の鉄路を走っていたのである。
風がとても心地よかった。

山国川の鉄橋を渡ると、いよいよ大分県に入る。
中津・宇佐・別府・大分の順で停車する。
いよいよ終着駅も近い。
10:20定刻通り宇佐を発車する。
このあたりはそこそこ雪が降ったようで沿線の景色には名残が残っていた。

宇佐付近の雪
宇佐の雪20090111

さて、問題のKさんの宿題である。
宇佐では特急ソニックの追い越しは行われなかった。
次の停車駅は別府であることから、Kさんの見立てどおりの公算が高まる。
10:40頃、杵築で運転停車があった。

杵築・運転停車
杵築20090111

当然乗客の乗り降りは無く、ドアも開かない。
10:42頃、ホームを隔てた向こう側の線路を特急ソニックが高速で通過して行く。
Kさんの予想は的中した。
これで良い知らせができた。

程なく富士も杵築を出発する。
別府到着は11:04である。
別府を過ぎるといよいよ終着である。
11:17定刻通り、寝台特急富士は大分駅に到着する。
先頭の7号車に乗っていたので、前方の乗車口から降りればすぐに先頭の機関車である。
隣りのひとり旅くんの姿はもう見られない。
僕もデジカメをスタンバイし先頭の機関車を撮影する。

大分・富士先頭
大分富士ヘッド20090111

ご同輩たちがそれなりに居たが、0系新幹線の最終日のような凄い混雑にはなっていない。
もっとも最終日近くになればもっと白熱するものと思われるが・・・・

さて、無事機関車の撮影も終了した。
ここ大分では11:55発の九州横断特急3号に乗車する。
乗り継ぎ時間は30分強である。
時間は十分あるようだが、最後尾の車両の撮影にも行かないといけないので、実際はさほど余裕は無い。

デジカメの電源を切ると、移動を開始する。
ふと前方を見ると、正面から、よっ!と手を上げる人が居る。
なんと!Kさんである。
えぇー・・・・・
ほんの0.ウン秒の間、僕の思考がぐるぐると回る。
正直、近年まれにみるびっくり!であるが、ちょうど良いということで、富士の前で記念写真のシャッターを押していただいた。
人が多いので三脚を立てるのをあきらめかけていたので実にラッキーである。

話はこういうことだ。
東京駅で僕とはやぶさ・富士を見送ったKさんは、たまっていた航空機のマイルを利用して九州に飛び、その後特急ソニックに乗って大分に来ていたのである。
何ということは無い、先ほど杵築で運転停車していた富士(僕が乗っていた)を追い越していったソニックにKさんが乗っていたのである。
ポカンとしている僕にKさんは「いやぁ、びっくりさせてやろうと思ってな」とニヤリ。
「メチャクチャびっくりしましたよ!」Kさーん・・・
Kさんが、口を開けて豪快に笑う。

驚いたのはそれだけでは無かった。
なんと!今晩の上りはやぶさのA個室の券をしっかりGETしているのである。
富士もはやぶさもとっくに満席だったはず・・・・にもかかわらずである。

話はこういうことだ。
羽田に向かう途中、浜松町のみどりの窓口で聞いたところ、1席空きができていたそうである。
僕から富士に乗るという話を聞いた後、毎日みどりの窓口に通ったそうで、最後の最後でキャンセルが出たタイミングに当たったらしい。
いやはや・・・・今回ばかりは降参である。

ホームを後方に向けて歩く。
といっても今の寝台特急富士は6両編成であり、さほどの距離では無い。
最後尾の撮影を済ませる。

大分・富士最後尾
大分富士テール

Kさんはこの後再びソニックに乗って北九州方面に戻り、終着駅巡りをするそうである。
まだ時間があるので見送ってくれるそうである。
大分駅は、駅改良工事中である。
現在の地上駅から高架駅に作り変えているのである。
一部高架ホームが使われ始めているようで、熊本へ向かう豊肥本線のホームは高架のようだった。
かもめ用885系車両を使った特急白いソニックが停車している。

大分・白いソニック
大分白いソニック20090111

階段を上り、案内板を見ていたら駅の案内の方が声をかけてくれる。
九州横断特急の乗り場はここでは無かった。
高架ホームに移ったのは普通列車の乗り場だけのようだ。
再びさっききた通路を戻る。
寝台特急富士が回送されていく姿が遠めに見える。
ホームに上がると、別府始発の九州横断特急3号の到着時刻まで、あと10分程度である。


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魚を飼うようになったのはホンの偶然でしたが、今では沖縄まで遠征するところまでエスカレートしています。

採集や飼育の記録に、かっちゃんのお魚ブログを立ち上げましたが、魚以外の情報発信もしてみたくなり、このブログ開設に至りました。
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そういった諸々のネタを発信していければと思っています。
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