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2011.12.29 東大寺南大門

奈良東大寺の南大門は、奈良時代に聖武天皇により建立されました。

大仏造立の詔が発せられたのは743年の事で、当初は紫香楽宮で造営が始められています。
745年、短期間で遷都を繰り返した聖武天皇は再び平城京へと戻ってきます。
そして現在の東大寺で、大仏の造営が再会されます。

東大寺の建立に当たっては造東大寺司という専門の役所が置かれ、国の事業としての造営が続けられます。
759年に造東大寺司は廃止されますが、造営そのものはその後も続きます。
南大門が完成したのは762年、その他の諸堂がひととおり完成するまでは40年近い年月がかかっています。

東大寺南大門
東大寺南大門1-20111229
http://photozou.jp/photo/show/278614/129578367

現存する南大門は、1199年に再建されたものです。
当初の南大門は、平安時代の962年に台風のため倒壊しています。
その後1161年に1度再建されますが、1180年の南都焼討で焼失します。

鎌倉時代の東大寺の再建は、俊乗房重源により鎌倉幕府の援助のもと行われました。
宋王朝時代の大陸へ渡来した経験のある重源は、天竺様(大仏様)という新しい建築様式を導入します。
この時再建された大仏殿は戦国時代に焼失しましたが、南大門は残り天竺様の代表的な建築となっています。

南大門の構造
東大寺南大門2-20111229
http://photozou.jp/photo/show/278614/129578489

貫と呼ばれる水平材を多く使用して柱を補強し、大規模建築に向いた堅牢な建築様式とされます。

屋根裏
東大寺南大門3-20111229
http://photozou.jp/photo/show/278614/129578578

天竺様の建築には、いわゆる天井がありません。
構造材がそのまま見えるので、これに装飾を施した化粧屋根裏となっています。

建築様式としての天竺様は、その後急速に廃れてしまいましたが、後世の建築に大きく影響を及ぼしています。
鎌倉時代以降、貫は積極的に使用されるようになります。
建物の堅牢性を高めるなど、建築技術の進歩に寄与しているのです。

天竺様には、第二次世界大戦後に「大仏様」という名称が提唱されています。
現在では、大仏様のほうが一般的のようですが、古称である天竺様のほうを敢えて使いました。

戦国時代、東大寺が戦場となる合戦が起こり、南大門付近では激しい銃撃戦が繰り広げられます。
焼失を免れた南大門にもその時の痕跡が残されているそうです。


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